Material Story

Material characteristics

伊予青石ー
悠久の時間が育んだ素材の力

伊予青石の産地と歴史

伊予青石は、愛媛県西条市を中心に産出される美しい石で、とくに石鎚山周辺の地域で多く採掘されてきました。

伊予青石の歴史は、約2億年前のジュラ紀中期にさかのぼります。海底に積もった土砂が、地殻変動により地下に潜り込み、さらに過酷な環境のもとで変成作用を受けて、硬く美しい石へと変化したのです。その後、伊予青石として私たちの前に現れました。

伊予青石の形成は、地球の歴史そのものであり、はるかな時を超えて私たちの手に届けられた貴重な素材です。Atelier aoは、石の一つ一つに宿る時間と自然の力を大切にし、愛媛県西条市という土地で育まれた伊予青石に深い敬意をもって、その魅力を現代の暮らしにお届けしたいと考えています。

伊予青石の特徴と魅力

伊予青石の特徴は、世界的にもめずらしい青緑色と独特のシマ模様です。見た目の美しさと耐久性により、古代から日本の庭園や建築物に用いられてきました。自然の中では、時間が経つにつれて苔生(こけむ)したり、雨風にさらされてシマの深みが増したりすることにより、時を重ねる楽しみを感じることができます。

伊予青石の文化的背景

石材としての美しさだけでなく、日本の歴史や文化と強い結びつきを持つ伊予青石は、日本古来の信仰や思想にも密接な関わりをもっています。

霊峰・石鎚山で産出される伊予青石は、山の清浄で神聖なエネルギーを持つと考えられ、仏教や神道の聖地にも多くみられます。単なる庭石や建材としての魅力にとどまらず、文化的にも注目度は高く、自然の造形美と日本の精神文化が交わる、特別な素材です。